テニス肘の予防

テニス肘の種類

フォアやバックハンドストロークのインパクト直前に肘の内側・外側に痛みを感じます。そのタイプは以下の二つに分けられます。

・肘の内側の痛みは「フォアハンド肘」
・肘の外側の痛みは「バックハンド肘」

テニス肘の原因は共通

これらの原因ははっきりとしていて

・肘の中途半端な位置でのスイング
・体に近い打点で無理やり打つ
・ストロークやサーブ中に肘、手首の角度を急に変える(いわゆる手打ち)

これらの技術的要因で発症します。無理のないフォームでプレーできる、プロや競技ジュニアからの報告はほとんどありません

不適切なフォームによって同じ部位にダメージが蓄積されることで、肘周囲の筋付着部が炎症を起こしてしまうのです。

テニス肘の治療

治療のためには、根本的な「痛みを回避する動作」を行わなければなりません。即ち、フォームを改善しなくてはなりません。今更フォームなんて…と軽視すると

治療院にいく→テニスをする→再発する→治療院にいく…というサイクルから抜け出せなくなります(治療院は運動療法を行わないことが多いです)。

予防のためのトレーニング紹介

「肘を曲げたままインパクトしていませんか?」

その打法が特に、負担が大きいです。負担のかかる動作を減らすため

「肘・手首をある程度伸ばした打点で捉えられるようになる」

これが大切です。動作の改善→痛みの改善につなげるトレーニングを2つご紹介していきます

【トレーニングメニュー】

①手首の背屈筋のトレーニング
500mlのペットボトルを持って、手首を下ろす→上げる、をゆっくり繰り返す
(10〜15回)

②肘の伸展筋のトレーニング
肘を肩のあたりに上げて、ペットボトルをゆっくり下ろす→素早く上げる、を繰り返す(10〜15回)

【メニューのねらい】

手首・肘の協調性を高め、打点を前(衝撃吸収に適したポジション)で捉えるようになることで、インパクト時の痛みを無くしていきます。

痛みの改善と運動療法

筆者は、整形外科併設のメディカルフィットネスで医師・理学療法士と連携し、お客様の痛みに日々向き合っています。

「テニス肘」以外でも日常生活動作で起こるさまざまな痛みに悩んでおり、そのような方々に運動療法としてトレーニングを指導しています。

その他にテニスコーチとしてのキャリアを持ち、しっかりと動作を理解した上で、今後も予防のためのトレーニングを提案していきます。

脱・手打ちでテニス肘を克服しましょう!

テニス肘の予防」への1件のフィードバック

  1. WordPress コメントの投稿者 返信

    こんにちは、これはコメントです。
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