下半身を使ったストローク
地面を強く踏む(作用)ことによって得られた外力を床反力(反作用)と言います。 前回のフットワーク編でも触れましたが、今回はこれを打球に伝えるための「トレーニング」についてご紹介していこうと思います。
トレーニング紹介・解説
①スクワット
反作用を、打球に伝えることが「楽にパワーのあるボール」を打つために重要となります。まずはスクワットのようにバランスが取れた姿勢で自分の重心に対し力を加えるトレーニングから始めましょう。
②シングルレッグスクワット
その後、少しずつグラウンドストロークの形に近づけていきます。例えばフォアハンドグラウンドストロークにおける下半身の動作は、両足ではなく軸足のスクワットに近い動作をしていますので、今度は片足スクワットを行います。
③シングルレッグラテラルスクワット
片足スクワットからさらに、グラウンドストロークの形に近づけていきます。体幹の回旋動作を入れずに水平方向にパワーを出します。
ポイント
全ての動作において、お尻の筋肉のストレッチ感を感じることが重要となります。筋肉の性質はほぼゴムと同様です。体の関節は無数のゴムによって伸び縮みされ動かされていると思ってください。
動作のイメージ
筋肉(腱)をゴムに例えてイメージしましょう。 例えばストロークにおいては、お尻のゴムをバックネット方向に引いて、ネット(相手)方向へ飛ばすようなイメージを持つとイメージしやすいかと思います。
ゴムは骨盤についてますから当然まっすぐは飛ばず、上半身を回すエネルギーに変換されます。体から先に開いてしまう人はこのように意識改善してみましょう!